京王線シールドトンネル見学
京王線連続立体交差事業の現場見学会に行ってきました。
国領駅近くの国領立坑から入り、布田駅の下を通過し調布駅手前の調布東立坑から外にでる、861mの行程になります。
10時受付開始なので、9:20ごろ行ったら既にかなりの人が並んでいました。1回の回が20人程度で、5分ごとに出発する仕組みで、10時も半ばの回でした。
見学者用のヘルメットの山と右側のダンボールの中は整理券(A4サイズ)の束
事前予約などはなく、先着順に整理券を渡され、20分程度シールドマシンのビットや事業の説明パネルやビデオ(できれば全編見たかった。。)がを見せる空間で待機し、時間になるとヘルメットと軍手が渡され、いよいよ地下に移動です。
階段を下ると、2つのトンネルが口を開けています。
写真は、八王子方面向かって右側の上り線の今回見学しない方のトンネル。
トンネルの壁は基本的にコンクリート製のセグメントで覆われています。
中央に線路が敷かれていますがこれは工事用のもので、電車が通るものではありません。
(しまった、実際に電車が通るときにどのくらいかさ上げするのか聞きそびれた。。)
セグメントの中央部にある、栓の様なものは、セグメントの外側(というか内側?)の土が安定する様に薬剤を注入する為のものだそうです。
しばらく、歩いていくとセグメントの色が変わります。鋳物でできたセグメントです。この部分は駅となるため壁に穴を開けなくてはいけないのですが、コンクリートのセグメントに穴を開けるのは困難なため、穴の開けやすい(しまった、どうやって開けるか聞きそびれた)鋳物のセグメントを使用します。
一部、柱になっている部分があります。なぜ、一部だけ?と質問したところ、単にまだ工事中だそうです。
後ろを振り返ったところ
しばらく行くと(1駅分なのでたぶん200mくらい)、またコンクリートとなります。
調布側のトンネルは縦横計4本あります。これは、調布駅から、八王子方面に行く本線と橋本方面に行く相模原線があるため。現在は互いの線路を電車が横切るアクロバティックな運用(新宿方面から電車が近づいてくる直前に調布折り返しの相模原線が上りホームから下りホームに移動したりする)をしていますが、線路が地下化されるとこれも、なくなります。
おまけ。アームの下に吊るされたバケットで土を運びだすのですが、アームがかなり面白い動きをしていました。
現場はかなり暗く、カメラをISO1600に設定してもf3.5でシャッター速度は1/20くらい。しかも、ゆっくり立ち止まる事もできないので、手ぶれ写真続出。マシなやつをアップしました。