タミヤ本社見学


会場からのシャトルバスに乗ってタミヤ本社へ。写真のタミヤバスは帰りに乗りました。残念(?)ながら中は普通のマイクロバスでした。


バスは少し離れた他社の駐車場に止まりました。特に誘導員もなく、不安を感じながら、赤青の看板を目指して前進。


こんなオブジェ(?)や、駐車場にはジープが。あと、バイクのお子さま試乗会とか。


鯉が泳ぐ池を横目に、階段を登るとエンジンがお出迎え。


受付近くにはミニ四駆とか、実車とか、ほかにも展示物は多数ありますが、後半にお届けします。


まずは、3F。普段社員の方が居る普通のオフィスの通路を解放していました。さすがに内部は撮影禁止。外から雰囲気を察してください。

通路両脇の低めの高さのキャビネットの上にミニ四駆の粘土模型や、パッケージの原画、Macでラジコンカーのステッカーの原稿などを見せてくれていました。
普段実際に製造されている方が質問に答えてくれるので、おもしろい話も聞けます。
ミニ四駆の漫画家さんとの打ち合わせは夜から出版社であるので、徹夜&徹夜明け仕事で大変とか。ステッカーはユーザーが分かりやすいように左右対称のデザインにするけど、印刷のずれを防ぐために多色刷りの物は出来るだけ端に集めて位置合わせしやすくするとか。あと、ステッカーなどの紙のサイズは大きな紙から効率よく切り出せるサイズになるとか。

オフィスの中はちょっと雑然とした感じで、パソコン作業よりは実際の物を使って仕事をしている印象でした。

同じく3Fの別部屋には、ガラス張りの小部屋があり、中は回路関係の仕事をする部屋らしく、壁の棚にはパーツボックス(プラの深いパレットみたいのもの)があったり、机の上にはオシロなどの測定器が積まれていたり。

小部屋の外ではタミヤウェザリングパレットを使った戦車模型の汚しデモとかエアブラシデモとか行っていました。
シングルアクションは構造上吹き出し口に塗料がたまりやすいそうです。だから、吹き初めは模型に向けてはいけない。

5Fに移動。タミヤのプラモや工具などを3割引で売っていた。そのほかにも限定で、会場にもあった箱なしのプラモとかタミヤおみやげなども。会場よりもレジが空いている印象でした。
ほかに、屋上にミニ四駆やラジコンのコースもありました。

1Fでは、金型の展示や、金型にプラを射出してプラモデルを作るところとか、何かの部品をNC旋盤で油をかけながら加工するところとかを見せてくれました。

1Fの一部はアウトレットコーナーになっていて、ここで、うっかり1/350のエンタープライズを買っちゃいました。。^^;

B1Fも金型関係の部屋で、細いワイヤー(たぶん0.1mmとかそのくらい、各種太さあり)で金属(銀色だったが材質はなんだ?)をカットする装置があった。イメージとしては精密な糸のこで切り出す感じ。ワイヤーは使い捨てで、リールに巻いてあるのを順次繰り出していく。
出来た物はワイヤー分隙間があるので、使うのは内側のパーツのみ。たとえばタミヤのマークの星の部分が出っ張っている部品を作る場合は、外側、内側の星2つを作ることになる。
こうやって、作った部品は、ぴったり合っていて、上からパーツを穴に差し込もうと穴の上に置くと、スーッとゆっくり降りていくくらい隙間がない状態になる。

もう一つの装置は、金型に細かなモールドをつくるもの。銅の型を金型(だいたいの形状はすでに出来ている)に当てて電気を流すと金型が溶ける事で、細かなモール度ができる。直接金型に彫刻するわけにはいかないかららしい。(たぶん昔のプラモが凸モールドだったのは直接彫刻していたのかも)
銅製の型は、金型を1つ(同じ金型は1しかない)作れば不要になるのでつぶしてしまうそうです。

再び2F(入り口階)を探索。

ホールではタミヤ会長タミヤ初プラモデル戦艦大和と再会&作成のビデオを流していた。
ホールの周りにはに人形改造コンテスト作品とかその戦艦大和とかが展示されていました。



ほかにも古いプラモや木製艦船模型、作品などの展示室とか、ロビーにも作品展示とかいろいろと。


ロビーでは1Fと同じ様な射出成形機のデモをやっていました。こちらは写真撮影OK。金型が右に移動しプラガ充填されて、右側に移動すると金型についている押し出しピンにより、プラモが押し出されて下に落下する。射出口部分には10cmくらいの棒がついているんだけど、これは落下時に自動的に外れるようになっている(1Fのは人がニッパーでカットしていた)

その他の写真はこちらをどうぞ
http://f.hatena.ne.jp/JIM/t/%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%A4%E6%9C%AC%E7%A4%BE