砧浄水場
次は砧浄水場の見学です。
会議室での概要説明で、今日の見学には無い、取水部の説明がありました。
砧浄水場と砧下浄水場(ここよりやや下流にある同様の施設。砧から遠隔操作されるので、砧下は無人で運用されている)は縦型集水井と集水埋管で取水します。
原水は多摩川の下を流れている地下水を使用します。河川敷の白バイの練習場の下辺りに、井戸があり、井戸に向かって放射状に、こんな感じのパイプを埋めて取水します。
当初のパイプはサビで穴がふさがってきてしまったので、最近ステンレス製のメッシュ状のパイプを追加で埋めたそうです。
自販機では水は売っていません。ちゃんと給水器があります。ここの水は、砧浄水場の水に長沢浄水場の水が少々まざっているとか。
膜は1時間に1度目詰まりを解消するため洗浄します。
洗浄に使用した水は再度回収系用の膜装置にかけられ、それを洗浄した水は下水に捨てられます。
分水井。立型集水井でくみ上げた伏流水を膜ろ過施設に送ります。
昔の緩速濾過池。微生物の作用でゆっくりろ過をするのですが、メンテナンスの大変さ(人手で表面の土を掻いていた)などから最近はあまり使われていないそうです。